兵部卿の宮様からのお手紙もお見つけになった。
焦りが伝わってくるお手紙で、源氏の君はほほえまれる。
やきもきさせることができてうれしくお思いなのね。
「私の弟宮ですよ。私達にはたくさんの兄弟がいますが、この宮とはお互いに特別仲良くしています。それでも恋愛関係のことだけは秘密になさる方でね。今ごろになって恋に苦しんでおられるお姿を拝見できるとはうれしい。お返事なされませ。風流な宮様でいらっしゃるから、少しでも教養のある女性なら、この方と優雅な文通をするべきでしょう」
若い女性の気持ちをそそるようなことをおっしゃるけれど、姫君はあまりに明け透けなお話に恥ずかしがっていらっしゃる。
焦りが伝わってくるお手紙で、源氏の君はほほえまれる。
やきもきさせることができてうれしくお思いなのね。
「私の弟宮ですよ。私達にはたくさんの兄弟がいますが、この宮とはお互いに特別仲良くしています。それでも恋愛関係のことだけは秘密になさる方でね。今ごろになって恋に苦しんでおられるお姿を拝見できるとはうれしい。お返事なされませ。風流な宮様でいらっしゃるから、少しでも教養のある女性なら、この方と優雅な文通をするべきでしょう」
若い女性の気持ちをそそるようなことをおっしゃるけれど、姫君はあまりに明け透けなお話に恥ずかしがっていらっしゃる。



