野いちご源氏物語 二四 胡蝶(こちょう)

初夏のさわやかで気持ちのよい日、源氏の君はお(ひま)でいらっしゃる。
玉葛(たまかずら)姫君(ひめぎみ)のお部屋へたびたびお越しになって、求婚者たちからのお手紙をご覧になるの。
父親顔でお返事なさるべき方を姫君にお教えになるので、姫君は鬱陶(うっとう)しくお思いになっている。