夜が明けた。
早朝の鳥のさえずりを、中宮様は秋の御殿でうらやましくお聞きになる。
尊いご身分でいらっしゃるために、昨夜の宴をご覧になることができなかったのだもの。
源氏の君のお屋敷は二条の院のころから貴族たちに評判だったけれど、唯一足りないものは、「年ごろの若い姫君」だった。
でも今は玉葛の姫君がいらっしゃる。
源氏の君がわざとおおげさにお世話をなさるものだから、
<さぞかしすばらしい姫君でいらっしゃるのだろう>
と気になっている方が多い。
高いご身分の方は、自信をもってお手紙をお送りになる。
そんな振舞いができない若い貴族たちは、心のなかで恋の炎を燃やしている。
そのなかには内大臣様のご子息も、姉とは知らずに心惹かれていらっしゃった。
早朝の鳥のさえずりを、中宮様は秋の御殿でうらやましくお聞きになる。
尊いご身分でいらっしゃるために、昨夜の宴をご覧になることができなかったのだもの。
源氏の君のお屋敷は二条の院のころから貴族たちに評判だったけれど、唯一足りないものは、「年ごろの若い姫君」だった。
でも今は玉葛の姫君がいらっしゃる。
源氏の君がわざとおおげさにお世話をなさるものだから、
<さぞかしすばらしい姫君でいらっしゃるのだろう>
と気になっている方が多い。
高いご身分の方は、自信をもってお手紙をお送りになる。
そんな振舞いができない若い貴族たちは、心のなかで恋の炎を燃やしている。
そのなかには内大臣様のご子息も、姉とは知らずに心惹かれていらっしゃった。



