さて、この姫君は六条の院のどこにお住まいになるのがよいかしら。
春の御殿は紫の上、夏の御殿は花散里の君、秋の御殿は里下がりなさったときの中宮様、冬の御殿は明石の君がいらっしゃる。
春の御殿には空いている離れもないし、源氏の君のお住まいでもあるから、何かと騒がしい。
秋の御殿は静かに落ち着いて暮らせそうだけれど、中宮様の女房だと勘違いされてしまったらお気の毒よ。
少し地味なことには目をつぶって、源氏の君は夏の御殿の西の離れに姫君のお部屋を用意なさった。
<花散里の君は控えめで感じのよい人だから、お互いよい話し相手になるだろう>
とお考えになる。
春の御殿は紫の上、夏の御殿は花散里の君、秋の御殿は里下がりなさったときの中宮様、冬の御殿は明石の君がいらっしゃる。
春の御殿には空いている離れもないし、源氏の君のお住まいでもあるから、何かと騒がしい。
秋の御殿は静かに落ち着いて暮らせそうだけれど、中宮様の女房だと勘違いされてしまったらお気の毒よ。
少し地味なことには目をつぶって、源氏の君は夏の御殿の西の離れに姫君のお部屋を用意なさった。
<花散里の君は控えめで感じのよい人だから、お互いよい話し相手になるだろう>
とお考えになる。



