「カナメ、待って」
どうして!? ってリオくんを見ると、かたい表情で一点を見つめていた。
「大丈夫だよかなちゃん。二人は眠ってるだけだから」
「え?」
ここにいるはずのない人の声がして、思考が一瞬止まる。
どうしてこの人がいるの?
声のした方を見るとそれはたしかにその人で……。
「まさかかなちゃんが石の声を聞けるようになっちゃうなんてね……敵対はしたくなかったんだけどな」
「……どうして?」
彼の手には、柚乃のお母さんが身につけていたブラックダイヤモンドのネックレス。
「どうして? そりゃあ、僕が【アダマース】に属する闇の生き物・ヴァンパイアだからだよ」
いつもと変わらない笑顔で、澪音くんはそう言った。
どうして!? ってリオくんを見ると、かたい表情で一点を見つめていた。
「大丈夫だよかなちゃん。二人は眠ってるだけだから」
「え?」
ここにいるはずのない人の声がして、思考が一瞬止まる。
どうしてこの人がいるの?
声のした方を見るとそれはたしかにその人で……。
「まさかかなちゃんが石の声を聞けるようになっちゃうなんてね……敵対はしたくなかったんだけどな」
「……どうして?」
彼の手には、柚乃のお母さんが身につけていたブラックダイヤモンドのネックレス。
「どうして? そりゃあ、僕が【アダマース】に属する闇の生き物・ヴァンパイアだからだよ」
いつもと変わらない笑顔で、澪音くんはそう言った。



