私の思ったことを肯定するような永遠の言葉に、サッと血の気が引いた。
手が出てしまうって、叩いたり殴ったりするってこと?
そんな! と思いつつ、伝説の呪われた石では人が亡くなることもあったことを思い出す。
「助けないと!」
「要芽、待て!」
すぐにキッチンに入ろうとする私を永遠が止める。
「ヘタに止めたらディコルは出て来なくなる。ディコルを祓うには石からディコルが出てなきゃ無理なんだ」
ディコルは基本的に持ち主の悪い感情を吸い取るときにしか出てこないんだそうだ。
他にもちゃんと手順をふめば出すことはできるけれど、そのためにはおばさんからネックレスを貸してもらわないとならない。
でも、『盗みに来たんじゃ』、なんて言っているおばさんが貸してくれるとは思えない。
「じゃあどうするの? おばさんが柚乃に暴力ふるうかもしれない状況なんでしょ? それだけは絶対に見過ごせない!」
「そりゃあ、そうなんだけど……」
ハッキリしない永遠にイライラしてくる。
「迷うくらいなら止めないで!」
「でもカナメ、今止めてもディコルを祓うことはできない。ってことは、僕たちがいないときにまた同じことが起こるかもしれないってことだ」
リオくんまで私を止めようとする。
たしかに今すぐ祓ったほうがいいのは理解できるけど。
手が出てしまうって、叩いたり殴ったりするってこと?
そんな! と思いつつ、伝説の呪われた石では人が亡くなることもあったことを思い出す。
「助けないと!」
「要芽、待て!」
すぐにキッチンに入ろうとする私を永遠が止める。
「ヘタに止めたらディコルは出て来なくなる。ディコルを祓うには石からディコルが出てなきゃ無理なんだ」
ディコルは基本的に持ち主の悪い感情を吸い取るときにしか出てこないんだそうだ。
他にもちゃんと手順をふめば出すことはできるけれど、そのためにはおばさんからネックレスを貸してもらわないとならない。
でも、『盗みに来たんじゃ』、なんて言っているおばさんが貸してくれるとは思えない。
「じゃあどうするの? おばさんが柚乃に暴力ふるうかもしれない状況なんでしょ? それだけは絶対に見過ごせない!」
「そりゃあ、そうなんだけど……」
ハッキリしない永遠にイライラしてくる。
「迷うくらいなら止めないで!」
「でもカナメ、今止めてもディコルを祓うことはできない。ってことは、僕たちがいないときにまた同じことが起こるかもしれないってことだ」
リオくんまで私を止めようとする。
たしかに今すぐ祓ったほうがいいのは理解できるけど。



