「で? ディコルが憑いてる宝石はあのネックレスで間違いないんだな?」
「そうだね、強い力を感じたよ」
「でもそれにしてはおばさん機嫌良さそうだったけど?」
答えたリオくんにさらに聞き返す永遠。
永遠はさっきのおばさんのイラついた表情見てなかったんだな。
「あのさ、ちょっと様子見てきていいかな? さっき、おばさんちょっとだけイラついてるように見えたんだ。……柚乃が心配」
「そうか? まあ、なんとかしてあのネックレスを貸してもらわなきゃならないしな」
とりあえず様子を見に行こうとなってリビングから出たとたん、おばさんの怒ったような声が聞こえた。
「――どうして――! まったく――」
なんて言ってるかちゃんと聞き取れなかったけれど、やっぱりイラついてるように見えたのは見間違いじゃなかったんだ。
「行こう、カナメの言う通りなんだか様子がおかしい」
リオくんの言葉に、私たちは三人でキッチンのある部屋に向かう。
「お母さん、どうしちゃったの!?」
「だっておかしいでしょう? カナメちゃん、急に他の友だちを連れてきて。ジュエリーを見に来たんじゃなくて盗みに来たんじゃないの?」
「要芽はそんなことしないよ!」
とんでもない言いがかりをつけるおばさんに、柚乃が泣きそうな声で否定してる。
これってやっぱり……。
「まずいな、かなり誘導されてる。このままだと手が出てしまうこともありそうだ」
「そうだね、強い力を感じたよ」
「でもそれにしてはおばさん機嫌良さそうだったけど?」
答えたリオくんにさらに聞き返す永遠。
永遠はさっきのおばさんのイラついた表情見てなかったんだな。
「あのさ、ちょっと様子見てきていいかな? さっき、おばさんちょっとだけイラついてるように見えたんだ。……柚乃が心配」
「そうか? まあ、なんとかしてあのネックレスを貸してもらわなきゃならないしな」
とりあえず様子を見に行こうとなってリビングから出たとたん、おばさんの怒ったような声が聞こえた。
「――どうして――! まったく――」
なんて言ってるかちゃんと聞き取れなかったけれど、やっぱりイラついてるように見えたのは見間違いじゃなかったんだ。
「行こう、カナメの言う通りなんだか様子がおかしい」
リオくんの言葉に、私たちは三人でキッチンのある部屋に向かう。
「お母さん、どうしちゃったの!?」
「だっておかしいでしょう? カナメちゃん、急に他の友だちを連れてきて。ジュエリーを見に来たんじゃなくて盗みに来たんじゃないの?」
「要芽はそんなことしないよ!」
とんでもない言いがかりをつけるおばさんに、柚乃が泣きそうな声で否定してる。
これってやっぱり……。
「まずいな、かなり誘導されてる。このままだと手が出てしまうこともありそうだ」



