「そういうことだから、なんとかその子の家に永遠が行けるようにしてもらえないかしら?」
「まあ、多分大丈夫だとは思いますけど……」
今日の約束は断っちゃったけれど、別の日にって言ったとき嫌とは言われなかったし。
永遠もって言ったらちょとは嫌がられちゃうかもしれないけれど、クラスメートだし断られたりまではしないと思う。
「じゃあ、早めにセッティングしてくれよ!」
立って近づいてきた永遠に頼んだ! って肩をたたかれる。
仕方ないなと思いながら「ええー?」って不満そうにしていたら、そばで見守ってくれてたリオくんがとんでもないことを言い始めた。
「あ、そのときは僕も行くから。この姿で」
「え!?」
この姿って、人型に具現化した姿でってこと!?
永遠みたいに柚乃と接点もないのに連れてけないよ!
具現化しない状態で連れて行くだけじゃダメなの? って思っていたら、とても真剣な目で心配の言葉をかけられた。
「この姿の方が何かあったときすぐにカナメを守れるからね。強いディコルがいるならなおさら危ないし」
「うっ」
それもそうだって思っちゃった。
『カナメちゃん! カナメちゃん! わたしも行くからね! 絶対だよ!?』
ポケットに入ったままのオウちゃんの声も聞こえて、私はもうどうにでもなれって投げやりな気分で「わかったよ!」と叫んだ。
「まあ、多分大丈夫だとは思いますけど……」
今日の約束は断っちゃったけれど、別の日にって言ったとき嫌とは言われなかったし。
永遠もって言ったらちょとは嫌がられちゃうかもしれないけれど、クラスメートだし断られたりまではしないと思う。
「じゃあ、早めにセッティングしてくれよ!」
立って近づいてきた永遠に頼んだ! って肩をたたかれる。
仕方ないなと思いながら「ええー?」って不満そうにしていたら、そばで見守ってくれてたリオくんがとんでもないことを言い始めた。
「あ、そのときは僕も行くから。この姿で」
「え!?」
この姿って、人型に具現化した姿でってこと!?
永遠みたいに柚乃と接点もないのに連れてけないよ!
具現化しない状態で連れて行くだけじゃダメなの? って思っていたら、とても真剣な目で心配の言葉をかけられた。
「この姿の方が何かあったときすぐにカナメを守れるからね。強いディコルがいるならなおさら危ないし」
「うっ」
それもそうだって思っちゃった。
『カナメちゃん! カナメちゃん! わたしも行くからね! 絶対だよ!?』
ポケットに入ったままのオウちゃんの声も聞こえて、私はもうどうにでもなれって投げやりな気分で「わかったよ!」と叫んだ。



