『カナメ、落ち着くんだ』
「っ!?」
黒水晶をさわってないのに、リオくんの声が頭の中に響いた。
「リオくん? どうして……?」
『僕の声聞こえた? そっか、やっぱり力が強くなってるんだな』
「え?」
なにかを理解しているみたいなリオくん。
よくわかってない私に『具現化するよ』って断りを入れてくる。
いいよ、なんて言ってないのに、リオくんはすぐに具現化して男の子の姿になった。
倉橋さんがものすごく驚いて目を見開いてる。
でもさすがは大人ってことかな?
深く息をはいて平静をたもとうとしてた。
「大丈夫、カナメは間違ってない」
目の前に立ったリオくんは優しく笑って私を肯定してくれる。
リオくんは私の味方なんだって思ったら、ホッとしてイライラも治まった。
『そうだよ! カナメちゃんはトクベツなんだから! トワ、ホントわかってない!』
「オウちゃんも……」
ぷんぷんって効果音でもつきそうなオウちゃんの声も聞こえた。
もちろんトパーズにもさわってない。
「どういうこと? 石にさわってないのにリオくんとオウちゃんの声が聞こえるよ?」
「たぶん石の部分に直接さわらなくても持っているだけで聞こえるようになったんだ。……やっぱり力が強くなってる、石の声を聞くまじないはカナメと相性が良すぎたんだな」
リオくんの言っていることの意味がわからなくて軽く首をかしげると、私と同じ疑問を持ったらしい永遠が叫んだ。
「っ!?」
黒水晶をさわってないのに、リオくんの声が頭の中に響いた。
「リオくん? どうして……?」
『僕の声聞こえた? そっか、やっぱり力が強くなってるんだな』
「え?」
なにかを理解しているみたいなリオくん。
よくわかってない私に『具現化するよ』って断りを入れてくる。
いいよ、なんて言ってないのに、リオくんはすぐに具現化して男の子の姿になった。
倉橋さんがものすごく驚いて目を見開いてる。
でもさすがは大人ってことかな?
深く息をはいて平静をたもとうとしてた。
「大丈夫、カナメは間違ってない」
目の前に立ったリオくんは優しく笑って私を肯定してくれる。
リオくんは私の味方なんだって思ったら、ホッとしてイライラも治まった。
『そうだよ! カナメちゃんはトクベツなんだから! トワ、ホントわかってない!』
「オウちゃんも……」
ぷんぷんって効果音でもつきそうなオウちゃんの声も聞こえた。
もちろんトパーズにもさわってない。
「どういうこと? 石にさわってないのにリオくんとオウちゃんの声が聞こえるよ?」
「たぶん石の部分に直接さわらなくても持っているだけで聞こえるようになったんだ。……やっぱり力が強くなってる、石の声を聞くまじないはカナメと相性が良すぎたんだな」
リオくんの言っていることの意味がわからなくて軽く首をかしげると、私と同じ疑問を持ったらしい永遠が叫んだ。



