石の声を聞くために来たんだから、さわらなきゃ意味ないってことはわかってる。
でも目の前の綺麗な宝石たちに直接ふれていいって言われたらテンション上がり過ぎてちょっと混乱しちゃった。
「ほら、行くぞ」
そう言って手を差し出してきた永遠が素敵な王子様にすら見える。
思わずつないだ手を引かれて、私はお店の人と話してる春花さんのところへ行った。
歩きながらも他の宝石たちを見て興奮しちゃう。
定番のもの以外にも、サンゴやオパール……あっ! タンザナイトまである!
ドキドキとワクワクがおさまらないよ!
「はい、かしこまりました。こちらへどうぞ」
春花さんと話していた白髪まじりの品のいい店員さんは、ニッコリほほ笑むと私たちをどこか別の場所に案内してくれる。
たくさんの宝石が並べられている場所から離れてちょっとしょんぼりしていたら、また永遠のあきれた声がした。
「お前ホントわかりやすすぎ。ひと仕事終えたらまたゆっくり見て行けばいいだろ?」
「え!? 見て行っていいの!?」
終わったらすぐに帰るのかなって思っていたから、うれしくなってパッと笑顔になっちゃう。
するとそんな私を見た永遠がほほを真っ赤にした。
「おまっ……はぁ、もうホント。俺をふり回さないでくれよ」
「はい? なんのこと?」
大きなため息と一緒に出てきた言葉の意味が本気でわからない。
でも目の前の綺麗な宝石たちに直接ふれていいって言われたらテンション上がり過ぎてちょっと混乱しちゃった。
「ほら、行くぞ」
そう言って手を差し出してきた永遠が素敵な王子様にすら見える。
思わずつないだ手を引かれて、私はお店の人と話してる春花さんのところへ行った。
歩きながらも他の宝石たちを見て興奮しちゃう。
定番のもの以外にも、サンゴやオパール……あっ! タンザナイトまである!
ドキドキとワクワクがおさまらないよ!
「はい、かしこまりました。こちらへどうぞ」
春花さんと話していた白髪まじりの品のいい店員さんは、ニッコリほほ笑むと私たちをどこか別の場所に案内してくれる。
たくさんの宝石が並べられている場所から離れてちょっとしょんぼりしていたら、また永遠のあきれた声がした。
「お前ホントわかりやすすぎ。ひと仕事終えたらまたゆっくり見て行けばいいだろ?」
「え!? 見て行っていいの!?」
終わったらすぐに帰るのかなって思っていたから、うれしくなってパッと笑顔になっちゃう。
するとそんな私を見た永遠がほほを真っ赤にした。
「おまっ……はぁ、もうホント。俺をふり回さないでくれよ」
「はい? なんのこと?」
大きなため息と一緒に出てきた言葉の意味が本気でわからない。



