「……ちょっと、近くないか?」
「へ?」
私とリオくんのやり取りをだまって見ていた永遠が不機嫌そうにつぶやいた。
見ると表情もムスッとしている。
それを見たリオくんはフッと笑って私の頭をまたポンポンと軽くたたいた。
「気にしなくていいよ、子どもらしい嫉妬だ」
「嫉妬? 誰に?」
というかリオくん。
子どもの姿で永遠を子どもあつかいする言葉を口にされても……。
「それより、オウも石の精として具現化してもらってくれないか?」
「オウちゃんも?」
なんとも言えない気分になったけど、指摘されてそういえばオウちゃんにふれてなかったなって思い出す。
「守りは多い方がいいし……なによりさっきから『わたしも!』ってうるさいから」
「え? そうなの?」
急いで左ポケットに手を入れてトパーズのオウちゃんにふれてみる。
『うるさいってなによ! リオくんばっかりズルい! わたしもカナメちゃんとふれ合いたいもん!』
プンスコと怒っていた。
私はオウちゃんをポケットから取り出して苦笑い。
「へ?」
私とリオくんのやり取りをだまって見ていた永遠が不機嫌そうにつぶやいた。
見ると表情もムスッとしている。
それを見たリオくんはフッと笑って私の頭をまたポンポンと軽くたたいた。
「気にしなくていいよ、子どもらしい嫉妬だ」
「嫉妬? 誰に?」
というかリオくん。
子どもの姿で永遠を子どもあつかいする言葉を口にされても……。
「それより、オウも石の精として具現化してもらってくれないか?」
「オウちゃんも?」
なんとも言えない気分になったけど、指摘されてそういえばオウちゃんにふれてなかったなって思い出す。
「守りは多い方がいいし……なによりさっきから『わたしも!』ってうるさいから」
「え? そうなの?」
急いで左ポケットに手を入れてトパーズのオウちゃんにふれてみる。
『うるさいってなによ! リオくんばっかりズルい! わたしもカナメちゃんとふれ合いたいもん!』
プンスコと怒っていた。
私はオウちゃんをポケットから取り出して苦笑い。



