『青春だねぇ』
スイまでなにか言ってるし……。
よくわからないから、私は話を進めるよううながしてみる。
「えっと、とにかくスイは春花さんの持っている翡翠の石の精で、石の精を具現化させるのが春花さんの力ってことなんですよね?」
「そうよ」
うなずいた春香さんは、目に真剣さを戻した。
「私には祓う力や石の声を聞く力はないけれど、石の力を引き出して具現化することができるわ。そしてその具現化した石の精は、持ち主を守る存在になってくれるの」
「あ、それが強化ですか?」
ピンときて確認すると深くうなずかれた。
「ええ。要芽ちゃんはもう自分の護り石を持っているんでしょう? その石の力を引き出そうと思って」
理解した私はスイを春香さんに返して、ポケットからリオくんを取り出す。
両手に乗せて見せると、春香さんは少し驚いた顔をした。
「すごい、見ただけでもパワーのある石だってわかるわ。きっと最強の護りになる」
貸してもらえる? って手を出されたから、私は素直にリオくんを渡す。
大事にゆっくり受け取った春花さんは、両手でリオくんを包みこんで目を閉じた。
スイまでなにか言ってるし……。
よくわからないから、私は話を進めるよううながしてみる。
「えっと、とにかくスイは春花さんの持っている翡翠の石の精で、石の精を具現化させるのが春花さんの力ってことなんですよね?」
「そうよ」
うなずいた春香さんは、目に真剣さを戻した。
「私には祓う力や石の声を聞く力はないけれど、石の力を引き出して具現化することができるわ。そしてその具現化した石の精は、持ち主を守る存在になってくれるの」
「あ、それが強化ですか?」
ピンときて確認すると深くうなずかれた。
「ええ。要芽ちゃんはもう自分の護り石を持っているんでしょう? その石の力を引き出そうと思って」
理解した私はスイを春香さんに返して、ポケットからリオくんを取り出す。
両手に乗せて見せると、春香さんは少し驚いた顔をした。
「すごい、見ただけでもパワーのある石だってわかるわ。きっと最強の護りになる」
貸してもらえる? って手を出されたから、私は素直にリオくんを渡す。
大事にゆっくり受け取った春花さんは、両手でリオくんを包みこんで目を閉じた。



