「そういうこと。それでその呪われた石を見つけるために石の声を聞く者、つまり要芽ちゃんの力が必要なのよ」
春花さんは優しくほほ笑みながら、でも真剣な目で私を見つめる。
「協力してくれるかどうかは要芽ちゃんにまかせるわ、それは強要できないから。でも石の声が聞こえるようになってしまったせいであなたはディコルに狙われやすくなってしまった」
「……はい」
それは昨日も永遠から聞いた。
ディコルは自分を見つけてしまう石の声を聞く人を排除しようとするって。
「だからあなたの守りの強化をするために今日は来てもらったの」
「はい……でもその守りの強化ってなにをするんですか?」
そこのところを具体的に聞いてなかったなと思って質問すると、春花さんは肩に乗っていたスイを指に乗せて私に差し出すように見せた。
「この子はね、私の持っている翡翠の石の精なの」
「へ? 石の、精?」
どう見ても小鳥にしか見えないけれど……。
「って、いきなり言われてもわからないわよね」
困惑する私に春香さんは優しく笑って、首にかけてあったネックレスを取り出す。
服に隠れていて見えなかったけれど、そのペンダントトップは縦が二センチくらいの楕円形の翡翠だった。
春花さんは優しくほほ笑みながら、でも真剣な目で私を見つめる。
「協力してくれるかどうかは要芽ちゃんにまかせるわ、それは強要できないから。でも石の声が聞こえるようになってしまったせいであなたはディコルに狙われやすくなってしまった」
「……はい」
それは昨日も永遠から聞いた。
ディコルは自分を見つけてしまう石の声を聞く人を排除しようとするって。
「だからあなたの守りの強化をするために今日は来てもらったの」
「はい……でもその守りの強化ってなにをするんですか?」
そこのところを具体的に聞いてなかったなと思って質問すると、春花さんは肩に乗っていたスイを指に乗せて私に差し出すように見せた。
「この子はね、私の持っている翡翠の石の精なの」
「へ? 石の、精?」
どう見ても小鳥にしか見えないけれど……。
「って、いきなり言われてもわからないわよね」
困惑する私に春香さんは優しく笑って、首にかけてあったネックレスを取り出す。
服に隠れていて見えなかったけれど、そのペンダントトップは縦が二センチくらいの楕円形の翡翠だった。



