コ・イ・ヌール。
光の山という意味の言葉で、最古のダイヤモンドって言われている宝石のこと。
たくさんの王様の手に渡ったけれど、みんな不幸になったっていうお話。
最後はイギリス王室にわたって、今は女王様の王冠につけられてるんだって。
男の人には不幸を呼ぶけれど、女の人には幸せを運ぶって伝えられている宝石のことだね。
「なら話は早いな。そのコ・イ・ヌールにもディコルの呪いがかけられてたらしいんだ」
「【呪われた宝石】にディコルが憑いていたって話してたもんね」
昨日永遠が言っていたことを思い出しながら、うなずいて答える。
すると春花さんが衝撃的な話を聞かせてくれた。
「そう、それくらい昔からディコルの呪いはかけられていたの。……【アダマース】という組織によって」
「【アダマース】、ですか?」
「ええ。ラテン語でダイヤモンドをはじめとする硬い物質のことなんだけれど、そういう硬くて価値の高い宝石に特に呪いをかけることからそんな呼び名をされるようになった謎の多い組織よ」
そんな……あんな怖い呪いを組織でかけてる人たちがいるなんて。
ショックを受けていると、春花さんはさらにとんでもない話をする。
「【アダマース】はヴァンパイアとか悪魔とか、闇の生き物って言われる者たちで構成されてる組織らしいわ」
「へ?」
ヴァンパイアとか悪魔って……なんだかいきなりファンタジーな感じになってきた。
まあ、呪いとか石の声聞こえたりとかも非現実的だけど。
光の山という意味の言葉で、最古のダイヤモンドって言われている宝石のこと。
たくさんの王様の手に渡ったけれど、みんな不幸になったっていうお話。
最後はイギリス王室にわたって、今は女王様の王冠につけられてるんだって。
男の人には不幸を呼ぶけれど、女の人には幸せを運ぶって伝えられている宝石のことだね。
「なら話は早いな。そのコ・イ・ヌールにもディコルの呪いがかけられてたらしいんだ」
「【呪われた宝石】にディコルが憑いていたって話してたもんね」
昨日永遠が言っていたことを思い出しながら、うなずいて答える。
すると春花さんが衝撃的な話を聞かせてくれた。
「そう、それくらい昔からディコルの呪いはかけられていたの。……【アダマース】という組織によって」
「【アダマース】、ですか?」
「ええ。ラテン語でダイヤモンドをはじめとする硬い物質のことなんだけれど、そういう硬くて価値の高い宝石に特に呪いをかけることからそんな呼び名をされるようになった謎の多い組織よ」
そんな……あんな怖い呪いを組織でかけてる人たちがいるなんて。
ショックを受けていると、春花さんはさらにとんでもない話をする。
「【アダマース】はヴァンパイアとか悪魔とか、闇の生き物って言われる者たちで構成されてる組織らしいわ」
「へ?」
ヴァンパイアとか悪魔って……なんだかいきなりファンタジーな感じになってきた。
まあ、呪いとか石の声聞こえたりとかも非現実的だけど。



