「見た感じその黒水晶は結構強力っぽいけどさ、できればもっとパワーアップしておいた方が安心だろ? だから明日うちに来てくれ。もっと詳しい説明もできるからさ」
「うーん」
悩んでいると、ムスッとしたリオくんの声が聞こえた。
『しゃくだけど、行っておいた方がいいかもしれない。これからも今朝みたいなことが続くなら、得られる力は多い方がいいし』
「……そっか」
シゴトを手伝わないとしても、石の声が聞こえるようになっちゃったからディコルに狙われるのは変わらない。
だったら私の守りを強くするにこしたことはないって説明された。
本当に必要かなんて私にはわからないけど、今朝のディコルの姿を見て怖いって思った。
あのときみたいにまた身動きできなくなるんじゃないかって思うとなおさら怖い。
だったらリオくんも勧めてるし、永遠の家に行っておいた方がいいのかもしれない。
「うん、分かった」
「よし、じゃあ明日九時に図書館で待ち合わせな」
私が了解したからか、パッと笑顔になって「じゃあな」って教室に戻っていく永遠。
それを見送ってからハッとする。
「あ! 明日って柚乃と約束してた日!」
あんなに楽しみにしてたのに、今朝の出来事が衝撃的すぎて少し忘れてた。
「どうしよう……」
私は一人途方に暮れたようにつぶやいた。
「うーん」
悩んでいると、ムスッとしたリオくんの声が聞こえた。
『しゃくだけど、行っておいた方がいいかもしれない。これからも今朝みたいなことが続くなら、得られる力は多い方がいいし』
「……そっか」
シゴトを手伝わないとしても、石の声が聞こえるようになっちゃったからディコルに狙われるのは変わらない。
だったら私の守りを強くするにこしたことはないって説明された。
本当に必要かなんて私にはわからないけど、今朝のディコルの姿を見て怖いって思った。
あのときみたいにまた身動きできなくなるんじゃないかって思うとなおさら怖い。
だったらリオくんも勧めてるし、永遠の家に行っておいた方がいいのかもしれない。
「うん、分かった」
「よし、じゃあ明日九時に図書館で待ち合わせな」
私が了解したからか、パッと笑顔になって「じゃあな」って教室に戻っていく永遠。
それを見送ってからハッとする。
「あ! 明日って柚乃と約束してた日!」
あんなに楽しみにしてたのに、今朝の出来事が衝撃的すぎて少し忘れてた。
「どうしよう……」
私は一人途方に暮れたようにつぶやいた。



