「その、俺たち【石の守護者】は浄化がメインだから、石の声は聞こえないんだ。だから石の声が聞こえるパートナーに協力してもらって石の情報を集め、その情報をたよりにディコルが憑いている石を見つけるんだ」
ディコルは普段は隠れてるから、だって。
じゃあなんで今朝は勝手に出てきたのかな? って思っていたら、永遠はあからさまに視線を揺らして続けた。
「それで……そうやって自分を見つけてしまう相手だからなのかな? ディコルは石の声を聞く人を排除しようとするんだ」
「へ?」
「つまりその……要芽はディコルに狙われてるってこと」
「……はぁ!? なにそれ、つまり石の声が聞こえるようになった代わりにあの悪魔みたいなやつ――ディコル? に狙われるようになっちゃったってこと!?」
だから今朝も一番に私を攻撃してきたの!?
「うん、まあ……そういうこと。だからパートナーには守りの強化が必要なんだ……でも今朝は要芽ディコルの攻撃ふせいでたよな? 守りの強化なんてしてないのに、なんであんなことできたんだ?」
「それは……」
まだまだ文句は言いたかったけど、そっちの説明もしなきゃないよね。
私は本当にリオくんを持ってきて良かったって思いながら右ポケットから黒水晶を取り出した。
ディコルは普段は隠れてるから、だって。
じゃあなんで今朝は勝手に出てきたのかな? って思っていたら、永遠はあからさまに視線を揺らして続けた。
「それで……そうやって自分を見つけてしまう相手だからなのかな? ディコルは石の声を聞く人を排除しようとするんだ」
「へ?」
「つまりその……要芽はディコルに狙われてるってこと」
「……はぁ!? なにそれ、つまり石の声が聞こえるようになった代わりにあの悪魔みたいなやつ――ディコル? に狙われるようになっちゃったってこと!?」
だから今朝も一番に私を攻撃してきたの!?
「うん、まあ……そういうこと。だからパートナーには守りの強化が必要なんだ……でも今朝は要芽ディコルの攻撃ふせいでたよな? 守りの強化なんてしてないのに、なんであんなことできたんだ?」
「それは……」
まだまだ文句は言いたかったけど、そっちの説明もしなきゃないよね。
私は本当にリオくんを持ってきて良かったって思いながら右ポケットから黒水晶を取り出した。



