「普通に楽しく過ごしていた人が、他人を恨んだりおとしめたりする人になるよう仕向けるってことだよ」
「なっ!? なによそれ……そんなの、まさしく【呪われた宝石】じゃない!」
昔からたくさんの人を魅了してきた宝石たち。
その中には、多くの人を不幸にしてきた宝石もある。
そんな石たちは【呪われた宝石】って呼ばれて今でも怖がられてるんだ。
「そうだな、まさしく【呪われた宝石】だよ。昔からある【呪われた宝石】にもディコルが憑いていたんだから」
「……」
まさかの真実に開いた口が塞がらない。
あまりの壮大さに永遠がウソをついてるんじゃないかとも思ったけれど、ディコルが香ちゃんの悪い感情を吸い取るのを私はちゃんと見てしまってる。
あれが全部作り物だとも思えなかった。
驚く私に、永遠はもう一度自分のシゴトを説明する。
「だからそうなる前にディコルを水晶のナイフで倒して浄化するのが俺のシゴトってわけ」
「……そっか」
納得した私に、永遠は首の後ろに手を当てながらゆっくりと次の話をした。
「それでさ。そのディコルは石に憑いてるから、それを見つけるために石の声が聞こえる人をパートナーにしなきゃないんだ」
「つまり永遠は聞こえないってこと? でも今朝は石の声とか関係なかったような……?」
別に私がなにかしなくても、香ちゃんのローズクォーツからディコルが出て来てた。
パートナーって本当に必要なの?
「あ……それは」
とたんに気まずそうな顔になる永遠。
イヤな予感がしたけど、聞かないわけにもいかないから黙って言葉を待った。
「なっ!? なによそれ……そんなの、まさしく【呪われた宝石】じゃない!」
昔からたくさんの人を魅了してきた宝石たち。
その中には、多くの人を不幸にしてきた宝石もある。
そんな石たちは【呪われた宝石】って呼ばれて今でも怖がられてるんだ。
「そうだな、まさしく【呪われた宝石】だよ。昔からある【呪われた宝石】にもディコルが憑いていたんだから」
「……」
まさかの真実に開いた口が塞がらない。
あまりの壮大さに永遠がウソをついてるんじゃないかとも思ったけれど、ディコルが香ちゃんの悪い感情を吸い取るのを私はちゃんと見てしまってる。
あれが全部作り物だとも思えなかった。
驚く私に、永遠はもう一度自分のシゴトを説明する。
「だからそうなる前にディコルを水晶のナイフで倒して浄化するのが俺のシゴトってわけ」
「……そっか」
納得した私に、永遠は首の後ろに手を当てながらゆっくりと次の話をした。
「それでさ。そのディコルは石に憑いてるから、それを見つけるために石の声が聞こえる人をパートナーにしなきゃないんだ」
「つまり永遠は聞こえないってこと? でも今朝は石の声とか関係なかったような……?」
別に私がなにかしなくても、香ちゃんのローズクォーツからディコルが出て来てた。
パートナーって本当に必要なの?
「あ……それは」
とたんに気まずそうな顔になる永遠。
イヤな予感がしたけど、聞かないわけにもいかないから黙って言葉を待った。



