永遠は「どこから話そうか……」って少し考えてから真面目な顔になって口を開いた。
「まずはシゴトのことかな? 俺のシゴトは、朝やったことそのまんまって感じだよ」
そう説明しはじめた永遠は、ジェスチャーを交えながら説明してくれる。
「石にかけられた呪い――ディコルを祓い清めるのが俺のシゴトなんだ。あ、ディコルってのは悪魔の心って意味の【ディアブリ・コル】を略した言葉な」
「ディコル……」
「ディコルは人の悪い感情を吸い取るんだ。それだけなら問題ないどころか人のためになっているんだけど……」
神妙な顔で一点を見つめる永遠は一度言葉を切る。
私は今朝の香ちゃんを思い出しながら永遠の話しを待った。
香ちゃんから出てきた黒いモヤ……アレが悪い感情だったのいかな?
で、呪いであるあの悪魔みたいなモノ――ディコルがそれを吸い取った、と。
思い返しながら整理していると、永遠が続きを口にした。
「悪い感情をたくさん食べて強くなったディコルは、今度は人が悪い感情を持つように誘導するんだ」
「ゆうどう?」
すぐにピンとこない私に、永遠は真っ直ぐ視線を向けてハッキリと言う。
「まずはシゴトのことかな? 俺のシゴトは、朝やったことそのまんまって感じだよ」
そう説明しはじめた永遠は、ジェスチャーを交えながら説明してくれる。
「石にかけられた呪い――ディコルを祓い清めるのが俺のシゴトなんだ。あ、ディコルってのは悪魔の心って意味の【ディアブリ・コル】を略した言葉な」
「ディコル……」
「ディコルは人の悪い感情を吸い取るんだ。それだけなら問題ないどころか人のためになっているんだけど……」
神妙な顔で一点を見つめる永遠は一度言葉を切る。
私は今朝の香ちゃんを思い出しながら永遠の話しを待った。
香ちゃんから出てきた黒いモヤ……アレが悪い感情だったのいかな?
で、呪いであるあの悪魔みたいなモノ――ディコルがそれを吸い取った、と。
思い返しながら整理していると、永遠が続きを口にした。
「悪い感情をたくさん食べて強くなったディコルは、今度は人が悪い感情を持つように誘導するんだ」
「ゆうどう?」
すぐにピンとこない私に、永遠は真っ直ぐ視線を向けてハッキリと言う。



