「遅かったな」
「ごめん、ちょっと呼び止められちゃって」
すっかり気安い口調になっちゃった永遠くんは、涼しげな顔をして階段の手すりに背中をあずけて立っていた。
その立ち姿だけなら本当にクールイケメンって感じなんだけど、今朝の様子を振り返るとそこまでクールって感じじゃないなって思う。
「まあいいや、さっそく本題。ディコルの攻撃をどうして防げたんだ? 要芽は一般人だろ?」
「いやそれ本題っていうか、永遠くんが聞きたいことでしょ?」
っていうか、それ以前にちゃんとした説明もまだなんだけど!?
「てかもう私も永遠って呼び捨てでいいよね? いつの間にか私のこと呼び捨てにしてるし!」
なんだか不公平な気がしてそう宣言したら、キョトンとしてから苦笑いされた。
「あ、悪い。なんかそう呼んでた。……いいぜ、これから一緒にシゴトするパートナーだもんな。お互いに呼び捨ての方がやりやすいし」
「ちょーっと待ったぁ!」
思わずさけんじゃったよ。
なんで一緒にシゴトするってもう決まっちゃってるの!?
「私そのシゴトとやらをするなんて言ってないよ!? だいたいそのシゴトってなんなの!?」
「あれ? 話してなかったっけ?」
またキョトンとした顔をされる。
その顔はちょっとかわいいけど、ほだされたりしないんだから!
「聞いてないよ! ……あの悪魔みたいなのとか、わけわかんないことばっかりだよ」
石の声が聞こえるようになったのが、やっぱり昨日永遠の水晶をさわったからだってことしか分かってない。
私はちゃんと説明して! ってにらんだ。
「わ、悪かったよ。ちゃんと話すから」
「ごめん、ちょっと呼び止められちゃって」
すっかり気安い口調になっちゃった永遠くんは、涼しげな顔をして階段の手すりに背中をあずけて立っていた。
その立ち姿だけなら本当にクールイケメンって感じなんだけど、今朝の様子を振り返るとそこまでクールって感じじゃないなって思う。
「まあいいや、さっそく本題。ディコルの攻撃をどうして防げたんだ? 要芽は一般人だろ?」
「いやそれ本題っていうか、永遠くんが聞きたいことでしょ?」
っていうか、それ以前にちゃんとした説明もまだなんだけど!?
「てかもう私も永遠って呼び捨てでいいよね? いつの間にか私のこと呼び捨てにしてるし!」
なんだか不公平な気がしてそう宣言したら、キョトンとしてから苦笑いされた。
「あ、悪い。なんかそう呼んでた。……いいぜ、これから一緒にシゴトするパートナーだもんな。お互いに呼び捨ての方がやりやすいし」
「ちょーっと待ったぁ!」
思わずさけんじゃったよ。
なんで一緒にシゴトするってもう決まっちゃってるの!?
「私そのシゴトとやらをするなんて言ってないよ!? だいたいそのシゴトってなんなの!?」
「あれ? 話してなかったっけ?」
またキョトンとした顔をされる。
その顔はちょっとかわいいけど、ほだされたりしないんだから!
「聞いてないよ! ……あの悪魔みたいなのとか、わけわかんないことばっかりだよ」
石の声が聞こえるようになったのが、やっぱり昨日永遠の水晶をさわったからだってことしか分かってない。
私はちゃんと説明して! ってにらんだ。
「わ、悪かったよ。ちゃんと話すから」



