『カナメ? しっかりするんだ。ちゃんと聞かないと、そのシゴトってやつを無理矢理手伝わされるぞ?』
「!」
リオくんの叱るような声にハッとする。
そうだよ!
石の声が聞こえるようになったのは私もうれしいから良いけど、そのシゴトを手伝うパートナーになるのは良いとは言ってない。
「ちょっと待って! パートナーって言われても分かんないよ。大体シゴトってなんなの?」
「ああ、それは――」
「なに? 二人とももうそんな関係なの?」
「へ?」
「は?」
とつぜん聞こえた声の方を見ると、ちょっと泣きそうな顔の香ちゃんがいた。
「手をにぎったりして……永遠くん、昨日私と一緒に帰ったりしてくれたのに……」
ふるえる声でそう言った香ちゃんは、涙目で私をにらんだ。
「要芽ちゃんも要芽ちゃんだよ! そういう関係なら昨日わざわざ私に永遠くんの落とし物あずけなくてもいいじゃない!」
「え? いや、まず『そういう関係』ってなに?」
「しらばっくれないで!」
興奮してるみたいな香ちゃんには私の言葉がちゃんと伝わってないみたい。
変な八つ当たりをされているだけな気がしてすっごく困る。
「!」
リオくんの叱るような声にハッとする。
そうだよ!
石の声が聞こえるようになったのは私もうれしいから良いけど、そのシゴトを手伝うパートナーになるのは良いとは言ってない。
「ちょっと待って! パートナーって言われても分かんないよ。大体シゴトってなんなの?」
「ああ、それは――」
「なに? 二人とももうそんな関係なの?」
「へ?」
「は?」
とつぜん聞こえた声の方を見ると、ちょっと泣きそうな顔の香ちゃんがいた。
「手をにぎったりして……永遠くん、昨日私と一緒に帰ったりしてくれたのに……」
ふるえる声でそう言った香ちゃんは、涙目で私をにらんだ。
「要芽ちゃんも要芽ちゃんだよ! そういう関係なら昨日わざわざ私に永遠くんの落とし物あずけなくてもいいじゃない!」
「え? いや、まず『そういう関係』ってなに?」
「しらばっくれないで!」
興奮してるみたいな香ちゃんには私の言葉がちゃんと伝わってないみたい。
変な八つ当たりをされているだけな気がしてすっごく困る。



