『でもどうして突然わたしの声が聞こえるようになったの?』
「え? そういえばどうしてだろう?」
聞かれて思い返せば、図工の時間に永遠くんの水晶をさわったときからだと思う。
それをトパーズに伝えると『うーん』と考え中って感じの声がした。
『なんだろう、その水晶。……リオくんならなにか分かるかな?』
「リオくん?」
『うん、リオくん物知りさんだから!』
明るい声にうながされるように私はもう片方の手で黒水晶のリオくんにふれた。
「えっと……リオくん?」
『うん、話は聞いてたよ』
さっき『お帰り』って聞こえたのと同じ、落ち着いた雰囲気の男の子の声が聞こえる。
子どもみたいな声なんだけど、なんだか口調は子どもっぽくない。
『その転校生の子が持っていた水晶が原因なのは確実だろうね』
「やっぱりそうだよね」
不思議と安心する声にうなずきながら、私は変な感じって思った。
だって、石の声が聞こえてその石たちとお話してるんだもん。
こんな不思議現象もっと驚いてもいいくらいなのに、私はもう受け入れてる。
リオくんとトパーズが親しみやすい感じだからっていうのもあると思うけど……きっと私自身お話出来てうれしいって思ってるんだろうな。
「え? そういえばどうしてだろう?」
聞かれて思い返せば、図工の時間に永遠くんの水晶をさわったときからだと思う。
それをトパーズに伝えると『うーん』と考え中って感じの声がした。
『なんだろう、その水晶。……リオくんならなにか分かるかな?』
「リオくん?」
『うん、リオくん物知りさんだから!』
明るい声にうながされるように私はもう片方の手で黒水晶のリオくんにふれた。
「えっと……リオくん?」
『うん、話は聞いてたよ』
さっき『お帰り』って聞こえたのと同じ、落ち着いた雰囲気の男の子の声が聞こえる。
子どもみたいな声なんだけど、なんだか口調は子どもっぽくない。
『その転校生の子が持っていた水晶が原因なのは確実だろうね』
「やっぱりそうだよね」
不思議と安心する声にうなずきながら、私は変な感じって思った。
だって、石の声が聞こえてその石たちとお話してるんだもん。
こんな不思議現象もっと驚いてもいいくらいなのに、私はもう受け入れてる。
リオくんとトパーズが親しみやすい感じだからっていうのもあると思うけど……きっと私自身お話出来てうれしいって思ってるんだろうな。



