「……本当に琥珀が持っていってたんだ」
ってことはさっきの声は聞き間違いじゃない?
確認のためにもう一回トパーズにふれてみると。
『図鑑返してもらえた?』
やっぱり元気な女の子っぽい声が聞こえた。
思わず手をはなしちゃったけど、その質問に答えてみる。
「後で返してって言ったから今は返してもらってないよ」
そしてまたふれてみると。
『そうなんだ? コハクくんもちゃんと断ってから持って行けばいいのにね。……って! さっきからわたしカナメちゃんとお話ししてる!?』
「ってことは、やっぱりあなたトパーズなの?」
今度は手をはなさずに聞き返す。
まさかとは思ったけれど、石にふれたときしか聞こえないんだからそれしか考えられないもんね。
『そうだよ! わぁ! うれしいな。大好きなカナメちゃんとお話しできるなんて』
声だけでうれしいって気持ちが伝わってくる。
なんだか私までうれしくなってきちゃった。
ってことはさっきの声は聞き間違いじゃない?
確認のためにもう一回トパーズにふれてみると。
『図鑑返してもらえた?』
やっぱり元気な女の子っぽい声が聞こえた。
思わず手をはなしちゃったけど、その質問に答えてみる。
「後で返してって言ったから今は返してもらってないよ」
そしてまたふれてみると。
『そうなんだ? コハクくんもちゃんと断ってから持って行けばいいのにね。……って! さっきからわたしカナメちゃんとお話ししてる!?』
「ってことは、やっぱりあなたトパーズなの?」
今度は手をはなさずに聞き返す。
まさかとは思ったけれど、石にふれたときしか聞こえないんだからそれしか考えられないもんね。
『そうだよ! わぁ! うれしいな。大好きなカナメちゃんとお話しできるなんて』
声だけでうれしいって気持ちが伝わってくる。
なんだか私までうれしくなってきちゃった。



