え? なんで? 私なにかした!?
一瞬光っていたのは見間違いだったかもって思ったけれど、間違いなく光ってた。
なのに私がにぎってる間に光らなくなったとか……。
「うん、私はなにもしていない!」
実際変なことはしていないし、もしかしたら光ったり光らなくなったりする水晶なのかもしれないし!
自然と光る水晶なんて私でも知らないけれど、世界には不思議な石はたくさんあるしね!
私はなにもなかったことにして水晶玉を巾着袋に戻すと、永遠くんが行ってしまった方へ向かった。
「あ、ねぇ。永遠くん見なかった?」
「え? 見なかったけど……どうしたの?」
向かった先にはクラスメートの西田香ちゃんがいた。
ふわふわの髪をてっぺんでお団子にしている香ちゃんは、イケメン好きなのを隠しもしない子。
澪音くんにいつもキャアキャア言ってるし、今朝も永遠くんのことをカッコイイって言ってた。
「さっき、永遠くんがこっちの方来たときこれ落としたみたいなんだよね」
「ふーん……あ、良かったら私が永遠くんに渡しておこうか?」
「いいの?」
「もっちろん!」
元気よくうれしそうな返事をする香ちゃん。
永遠くんへ話しかけるきっかけになるかも! とか考えてるのかな?
まあ、永遠くんに関わりたくない私にとってもそれは助かるんだけど。
「じゃあお願いね」
そう言って香ちゃんに巾着を渡すと、私は肩の荷が下りた気分で元の校舎裏に戻った。
まさか、とんでもない変化が私に起こっていたなんてつゆほども思わずに。
一瞬光っていたのは見間違いだったかもって思ったけれど、間違いなく光ってた。
なのに私がにぎってる間に光らなくなったとか……。
「うん、私はなにもしていない!」
実際変なことはしていないし、もしかしたら光ったり光らなくなったりする水晶なのかもしれないし!
自然と光る水晶なんて私でも知らないけれど、世界には不思議な石はたくさんあるしね!
私はなにもなかったことにして水晶玉を巾着袋に戻すと、永遠くんが行ってしまった方へ向かった。
「あ、ねぇ。永遠くん見なかった?」
「え? 見なかったけど……どうしたの?」
向かった先にはクラスメートの西田香ちゃんがいた。
ふわふわの髪をてっぺんでお団子にしている香ちゃんは、イケメン好きなのを隠しもしない子。
澪音くんにいつもキャアキャア言ってるし、今朝も永遠くんのことをカッコイイって言ってた。
「さっき、永遠くんがこっちの方来たときこれ落としたみたいなんだよね」
「ふーん……あ、良かったら私が永遠くんに渡しておこうか?」
「いいの?」
「もっちろん!」
元気よくうれしそうな返事をする香ちゃん。
永遠くんへ話しかけるきっかけになるかも! とか考えてるのかな?
まあ、永遠くんに関わりたくない私にとってもそれは助かるんだけど。
「じゃあお願いね」
そう言って香ちゃんに巾着を渡すと、私は肩の荷が下りた気分で元の校舎裏に戻った。
まさか、とんでもない変化が私に起こっていたなんてつゆほども思わずに。



