「……初めまして、私は明護要芽。これからよろしくね」
私はロングボブで切りそろえた黒髪をゆらしながらイスに座った永遠くんに声をかける。
永遠くんと仲良くなりたいからというよりは、となりの席だからなにか言っておこうかなって程度なんだけど。
「え?」
下を見ていた永遠くんは、顔を上げて私を見ると軽く目を見開いて固まってしまう。
「っ! あ、えっと……よろしく」
たどたどしくあいさつを返してくれると、彼はすぐに顔をそらして黒板の方を向いちゃった。
その耳はちょっと赤いように見える。
ああ、またか。
って、私は心の中でため息をついた。
どうしてか私と初対面の人は男女問わずこんな態度をよく取る。
その後は大体素っ気なくなるか、逆にたくさん話しかけてくるか。
でも、最終的にはみんな同じ。
私の宝石好きを知るとあきれたりドン引きしたり。
柚乃や澪音くんみたいに面白いって近くにいてくれる人もいるけれど、そんなのは少数。
素っ気なくされるのも、話しかけてくれていたのにあきれて引かれるのも正直うんざり。
永遠くんがどういう人かは分からないけれど、私は積極的には関わらないようにしようって思った。
私はロングボブで切りそろえた黒髪をゆらしながらイスに座った永遠くんに声をかける。
永遠くんと仲良くなりたいからというよりは、となりの席だからなにか言っておこうかなって程度なんだけど。
「え?」
下を見ていた永遠くんは、顔を上げて私を見ると軽く目を見開いて固まってしまう。
「っ! あ、えっと……よろしく」
たどたどしくあいさつを返してくれると、彼はすぐに顔をそらして黒板の方を向いちゃった。
その耳はちょっと赤いように見える。
ああ、またか。
って、私は心の中でため息をついた。
どうしてか私と初対面の人は男女問わずこんな態度をよく取る。
その後は大体素っ気なくなるか、逆にたくさん話しかけてくるか。
でも、最終的にはみんな同じ。
私の宝石好きを知るとあきれたりドン引きしたり。
柚乃や澪音くんみたいに面白いって近くにいてくれる人もいるけれど、そんなのは少数。
素っ気なくされるのも、話しかけてくれていたのにあきれて引かれるのも正直うんざり。
永遠くんがどういう人かは分からないけれど、私は積極的には関わらないようにしようって思った。



