え? ちょっと待って?
西田さんって香ちゃんのことでしょ?
小さな石に呪いって、あのローズクォーツのストラップのことだよね?
え? あれ、澪音くんが呪いをかけたの?
もう話についていくのがやっとで、口をはさむ余裕がない。
「まあいいさ、とにかくバレたならコソコソすることもないよな」
澪音くんはそう言うと、持っていたネックレスを目の高さまで上げる。
そしてブラックダイヤモンドに呼びかけるように真面目な様子で口を開いた。
「僕は【アダマース】が一人、三井・ディア・澪音。《ディアブリ・コル》、溜めた力をよこせ」
澪音くんの呼びかけに現れたディコルは香ちゃんのときよりずっと大きい。
そばにいる澪音くんと同じくらいだ。
光を通さない悪魔の影みたいなそれは、澪音くんの目の前に手を差し出し黒い球を作った。
その球が大きくなるのに比例して、ディコルの影が小さくなっていく。
「すごいな……こんなに悪い感情を溜めた呪い初めてだ」
ちょっと驚いた様子の澪音くんは、その目の前の黒い球を手に取って食べた。
「え!?」
た、食べた!?
美味しいの? それ?
西田さんって香ちゃんのことでしょ?
小さな石に呪いって、あのローズクォーツのストラップのことだよね?
え? あれ、澪音くんが呪いをかけたの?
もう話についていくのがやっとで、口をはさむ余裕がない。
「まあいいさ、とにかくバレたならコソコソすることもないよな」
澪音くんはそう言うと、持っていたネックレスを目の高さまで上げる。
そしてブラックダイヤモンドに呼びかけるように真面目な様子で口を開いた。
「僕は【アダマース】が一人、三井・ディア・澪音。《ディアブリ・コル》、溜めた力をよこせ」
澪音くんの呼びかけに現れたディコルは香ちゃんのときよりずっと大きい。
そばにいる澪音くんと同じくらいだ。
光を通さない悪魔の影みたいなそれは、澪音くんの目の前に手を差し出し黒い球を作った。
その球が大きくなるのに比例して、ディコルの影が小さくなっていく。
「すごいな……こんなに悪い感情を溜めた呪い初めてだ」
ちょっと驚いた様子の澪音くんは、その目の前の黒い球を手に取って食べた。
「え!?」
た、食べた!?
美味しいの? それ?



