四日目の早朝、二条の院にお着きになった。
少しご休憩なさってから、紫の上に山里であったことなどをお話しになる。
「二、三日と言って出かけたのに、約束を破ってしまいました。すまなく思っているのですよ。風流好きな者たちがたくさんやって来て、なかなか帰らせてくれなかったのです。おかげで今朝は二日酔いだ」
とおっしゃって、紫の上とご寝室にお入りになる。
女君はいつものようにすねていらっしゃるけれど、源氏の君は真剣にお相手はなさらない。
「あちらは田舎から出てきた身分の低い人ですよ。宮様の姫君であるあなたが相手にする人ではありません。ご自分と比べることなどなさらないで、胸を張っていらっしゃい」
とお諭しになる。
日が暮れかけてきたころ、源氏の君は内裏にお上がりになる。
その前に、紫の上に気づかれないよういそいでお手紙を書いていらっしゃるの。
でも、近くにいらっしゃる紫の上が気づかないはずがない。
<明石の君へのお手紙ね。ずいぶん丁寧にお書きだわ>
と、さり気なくご覧になっているの。
源氏の君はこそこそとお使者に何かおっしゃって、お手紙をお預けになる。
紫の上の女房たちは、いまいましく思っていたようね。
少しご休憩なさってから、紫の上に山里であったことなどをお話しになる。
「二、三日と言って出かけたのに、約束を破ってしまいました。すまなく思っているのですよ。風流好きな者たちがたくさんやって来て、なかなか帰らせてくれなかったのです。おかげで今朝は二日酔いだ」
とおっしゃって、紫の上とご寝室にお入りになる。
女君はいつものようにすねていらっしゃるけれど、源氏の君は真剣にお相手はなさらない。
「あちらは田舎から出てきた身分の低い人ですよ。宮様の姫君であるあなたが相手にする人ではありません。ご自分と比べることなどなさらないで、胸を張っていらっしゃい」
とお諭しになる。
日が暮れかけてきたころ、源氏の君は内裏にお上がりになる。
その前に、紫の上に気づかれないよういそいでお手紙を書いていらっしゃるの。
でも、近くにいらっしゃる紫の上が気づかないはずがない。
<明石の君へのお手紙ね。ずいぶん丁寧にお書きだわ>
と、さり気なくご覧になっているの。
源氏の君はこそこそとお使者に何かおっしゃって、お手紙をお預けになる。
紫の上の女房たちは、いまいましく思っていたようね。



