野いちご源氏物語 一八 松風(まつかぜ)

源氏(げんじ)(きみ)は、明石(あかし)(きみ)のお屋敷だけにずっといらっしゃるわけにはいかない。
その日は嵯峨(さが)のお寺へ行かれた。
僧侶(そうりょ)たちに、いろいろな仏教(ぶっきょう)の行事を行うよう指示なさって、お寺や仏像(ぶつぞう)(かざ)りつけなどを具体的にお命じになる。
月が明るく出てから明石の君のところへお戻りになった。