二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

~青蘭~

学園祭2日目!



今日も3人で登校する。



昨日のことがあっても煌くんは普通。



俺なんか若干気まずくて顔もまともに見れないのに…。



余裕だよねえ…。



そういうところが惺音ちゃんも良いと思ってるんだろうか…。



俺は昨日の2人が手を繋いでるシーンを思い出して心が沈む。



惺音ちゃん…煌くんのこと、好きなのかなあ…。



俺はおもむろに隣を歩く惺音ちゃんの手を取って繋いでみた。



みるみる赤くなる顔。



「ちょ、ちょっと、蘭までやめてよ!」



そう言って振りほどかれた。




でも俺は惺音ちゃんの言葉に反応する。



『蘭まで』?



じゃあやっぱり煌くんが無理やり繫いだのか…。



そう思うと気分はちょっと良くなった。



まだまだ煌くんに惺音ちゃんをあげるわけにはいかない。



俺がもらうって昨日はっきり決めたから…。



「今日は莉子が来るよ」



俺の気持ちには全く気付くわけもなく、惺音ちゃんが言った。



「あたしと煌は今日一日ほとんどシフトだから…蘭が案内してあげて」

「え~…」

「『え~』じゃないの。よろしくね」



俺は渋々うなずいた。



莉子はまだ俺の中では認められていない存在。



だけど惺音ちゃんが莉子も俺たちと同じで家族がいないと言われてから、歩み寄るように努力はしてる。



莉子と学園祭を回るのか…。



気まずくならないかな…。



そんな気持ちを抱えながら、学園祭がスタートした。



莉子は校門のところで待ってるというので迎えに行く。



莉子はしつこい客引きにあっておろおろしていた。