二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「俺たちもどっか行くか。なんか行きてえところある?」

「うーん、そうだなあ…」



惺音がパンフレットを一生懸命見てる。



それを見ながら2人でふらふらと歩いた。



俺たちの教室を通ったのでちらっと見ると、碧が音琶たちに焼きそばを渡しているところだった。



「ありがとうございます! さすが龍ヶ峰サマですわね!」



音琶は朝とは打って変わって色んな客に褒められたので上機嫌だった。



それから惺音と適当に歩きながら色んな店に入った。



アイスや綿あめ、チュロスなんかがどんどん惺音の手元に増えてく。



甘いもんばっか…。



「そんな持ってたら落とすぞ。ほら、持つからよこせ」

「あ、ありがと…」



子供みてえだな…。



「って、蘭の公演まであと少ししかないじゃん!」

「だな。早く食えよ」



惺音が爆速で買ったものを食べていく。



色気ねえなあ…。



「あとこれあげる!」



そう言って食べかけのチュロスを渡された。



もう食べきれねえってか…。



俺は苦笑いしながらそれを食べきった。



惺音も全部食べ切り、惺音からゴミ類を全部渡された俺。



神使ってゴミ箱係でもあるのか…。



見渡してもゴミ箱が見つからない。



しょうがねえなあ…。



俺は陰にこっそり隠れて手から狐火を出してゴミを全部燃やした。



「大胆だね」

「しょうがねえだろ」

「じゃあ蘭の公演見に行こう」



惺音がそう言って歩き出した。