~惺音~
「学園祭?」
「そう! 来週の土日にあるから良ければ莉子も来て」
穏やかな6月のある日。
あたしは学校で配られた学園祭のお知らせのパンフレットを夕食後の莉子に渡しながら言った。
「土曜はバイトだけど日曜日は行きたい!」
あたしは莉子に笑みを見せてうなずいた。
「クラスで出し物とかやるの? 何やるの?」
莉子が興味深そうに聞いてくる。
「あたしのクラスは異世界喫茶」
「それなあに?」
「あたしたちの素の姿で接客して異世界体験~」
「そんなことしていいの!?」
「もちろんコスプレってことにするよ」
莉子が驚いた顔をしてる。
あたしたちの学校ならではのことしたいじゃん?
バレないってタカを括ってるというのもある。
「蘭くんは…」
「俺は…シンデレラっていうお話の王子様役になった」
蘭がそっけなく言う。
前よりは莉子と話してくれるようになったけどまだまだそっけない。
でも莉子は気づいてるのか気づいてないのか、「えー、王子様役なんて蘭くんすごいね!」とパチパチ拍手してる。
蘭もちょっとまんざらでもない様子…。
ちょっとニヤニヤしてからすぐ顔をムッと戻した。
やれやれ…。
あたしは困ったもんだという顔をして蘭を見る。
そしたらいきなり蘭があたしの方をパッと見てあたしの手を取った。
「でも俺のお姫様は惺音ちゃんだけだけどね?」
そう言ってひざまずいてあたしの手の甲にキス…しようとした瞬間、煌が思い切り蘭をはたいた。
「学園祭?」
「そう! 来週の土日にあるから良ければ莉子も来て」
穏やかな6月のある日。
あたしは学校で配られた学園祭のお知らせのパンフレットを夕食後の莉子に渡しながら言った。
「土曜はバイトだけど日曜日は行きたい!」
あたしは莉子に笑みを見せてうなずいた。
「クラスで出し物とかやるの? 何やるの?」
莉子が興味深そうに聞いてくる。
「あたしのクラスは異世界喫茶」
「それなあに?」
「あたしたちの素の姿で接客して異世界体験~」
「そんなことしていいの!?」
「もちろんコスプレってことにするよ」
莉子が驚いた顔をしてる。
あたしたちの学校ならではのことしたいじゃん?
バレないってタカを括ってるというのもある。
「蘭くんは…」
「俺は…シンデレラっていうお話の王子様役になった」
蘭がそっけなく言う。
前よりは莉子と話してくれるようになったけどまだまだそっけない。
でも莉子は気づいてるのか気づいてないのか、「えー、王子様役なんて蘭くんすごいね!」とパチパチ拍手してる。
蘭もちょっとまんざらでもない様子…。
ちょっとニヤニヤしてからすぐ顔をムッと戻した。
やれやれ…。
あたしは困ったもんだという顔をして蘭を見る。
そしたらいきなり蘭があたしの方をパッと見てあたしの手を取った。
「でも俺のお姫様は惺音ちゃんだけだけどね?」
そう言ってひざまずいてあたしの手の甲にキス…しようとした瞬間、煌が思い切り蘭をはたいた。



