二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

俺は、そんな莉子を見て姿を変えた。



ただの鳥の姿。



莉子は目を丸くして俺を見てる。



≪これなら中に入れられるでしょ?≫



顎の構造上喋ることはできないので莉子の頭の中に語り掛ける。



まあ鳩とかよりでかいけど…。



これなら隠せるペットサイズだ。



莉子はびっくりしながらうなずいた。



それからしばらくして施設の電気が消えた。



消灯時間だ。



莉子が俺を抱えて立ち上がった。



そーっと施設の中に入る。



みんなはもう寝てるようだった。



「お風呂入っても…いい?」

≪え、一緒に入るってこと?≫

「ち、ちがうよ! 外で待っててほしいの…」

≪いいけど…お守り肌身離さず持っててよ? でもお守り使うと惺音ちゃんが罰せられるから一ツ目が来ても出来るだけ逃げて≫



莉子はうなずいた。



それから自分の部屋にそっと入る。



莉子の部屋は3人部屋のようで、あとの2人は眠ってる。



莉子は机の中からペンダントを取り出して、その中に惺音ちゃんのお守りをしまって首につけた。



「行こ」



そのまま抱えられてまた移動。



「じゃあ…ここで待っててくれる?」



脱衣所の前の扉に下ろされた。



俺はうなずく。



莉子は脱衣所に入って行った。



しばらく待たされる…。



暇な俺。



≪ねえ、一ツ目現れてないよね?≫



莉子に話しかけた。



「ひゃ、ひゃあ! び、びっくりした~…。急に話しかけないで…」



お風呂場の奥から返事が返ってきた。