二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「えっ、俺惺音ちゃんと別クラス!?」

「みたいだな…」

「なんだよ、守れねえじゃん! あんなに頑張ったのに!」

「いやいや、Bクラスでもすげえよ? あの短期間で…隣のクラスじゃん、よく頑張った」



俺はそう言って蘭の肩をポン…と叩いた。



俺は内心惺音と蘭を引き離すことができて嬉しい。



なのに、惺音は悲しそうな顔で蘭の手を取った…。



「蘭…せっかく頑張ったのにね…」

「惺音ちゃ~ん…ごめんね…」

「隣のクラスからでも、あたしのことしっかり守ってよ?」

「任せてよ!」



なんだこの雰囲気は…。



いつも素直じゃねえ惺音まで…。



俺は面白くないわけで。



「じゃ、惺音、新しいクラス行くか!」

「蘭…またあとでね」



やっぱ面白くねえ!



教室に入ると、惺音が怒った顔で俺を見た。



「煌は悲しくないわけ!?」

「は、なにが」

「蘭と同じクラスになれなくて! 蘭あんなに頑張ってたのに…」

「だってしょうがねえじゃん。1週間でBクラスまで行けたことの方がすげえよ」



俺の言葉に惺音は口をムッとさせた。



なんでここまで惺音が怒るんだよ…。



まさか蘭のこと…。



そう思ったら、惺音が涙をにじませた。



ぎょっとする俺。



「あたしは…3人で高校生活を送れることを楽しみにしてたの! 今までは友達のいない学校生活だったけど、これからは違う、2人がいるって思ってた…」



そう言って、泣いてる顔を見せないように俺から顔をそらした。