*
「エーーーン!」
その時のあたしは大泣きしてた。
お祭りに連れて来てくれた蓮麻はなだめるようにあたしの背中をさする。
「どうされました、惺音様」
「次はっ、お母さんにいつ会えるの…っ?」
「それは…分かりません」
「やだよーーー」
その日のお祭りでほんの少しだけ会ったお母さん。
太陽のように美しい女神様だった。
お母さんに会えてあんなに嬉しかったのに。
「どうしてっ、あたしだけお母さんに会えないの…っ? 幼稚園のみんなは一緒に住んでるよ…」
蓮麻はあたしに目線を合わせて切なそうな目で、だけど厳しくこう言った。
「いいですか、惺音様。神々の世界は決まりが多いのです。お母上のような高位の神とは、たとえ親子であっても滅多に目通りが許されません。今日の目通りが許されたのは特別です。惺音様は特別な方のお子なのです」
難しい言葉を言う蓮麻。
あたしは分からなかったけど、とにかくお母さんにはもう会えないという絶望を感じた。
そこに、蓮麻の息子がやってきて。
「もう泣くな」
そう言ってあたしの目元の涙を強引に拭った。
だけどそれは逆効果。
「じゃああんたがお母さんを連れてきてよーーーっ」
あたしは全力でさらに大泣きした。
途端におろおろし出した彼。
「お母さんは出せないけど…これなら…」
そう言って、あたしの前に妖力でホタルを出してくれて…。
「わあ…!」
あたしはそれを見て笑顔になった。
そして、あたしの笑顔を見て、彼も笑顔になった。
*
「エーーーン!」
その時のあたしは大泣きしてた。
お祭りに連れて来てくれた蓮麻はなだめるようにあたしの背中をさする。
「どうされました、惺音様」
「次はっ、お母さんにいつ会えるの…っ?」
「それは…分かりません」
「やだよーーー」
その日のお祭りでほんの少しだけ会ったお母さん。
太陽のように美しい女神様だった。
お母さんに会えてあんなに嬉しかったのに。
「どうしてっ、あたしだけお母さんに会えないの…っ? 幼稚園のみんなは一緒に住んでるよ…」
蓮麻はあたしに目線を合わせて切なそうな目で、だけど厳しくこう言った。
「いいですか、惺音様。神々の世界は決まりが多いのです。お母上のような高位の神とは、たとえ親子であっても滅多に目通りが許されません。今日の目通りが許されたのは特別です。惺音様は特別な方のお子なのです」
難しい言葉を言う蓮麻。
あたしは分からなかったけど、とにかくお母さんにはもう会えないという絶望を感じた。
そこに、蓮麻の息子がやってきて。
「もう泣くな」
そう言ってあたしの目元の涙を強引に拭った。
だけどそれは逆効果。
「じゃああんたがお母さんを連れてきてよーーーっ」
あたしは全力でさらに大泣きした。
途端におろおろし出した彼。
「お母さんは出せないけど…これなら…」
そう言って、あたしの前に妖力でホタルを出してくれて…。
「わあ…!」
あたしはそれを見て笑顔になった。
そして、あたしの笑顔を見て、彼も笑顔になった。
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