二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「でも蘭は友達いっぱいできるんじゃない? それに学校行事とかも色々あって楽しいと思うよ」

「学校行事?」

「学園祭とか」

「何それ!」

「学校全体でやるお祭りだよ」

「祭り!? 超楽しそうじゃん!」



蘭は俄然学校が楽しみになってきたようだ。



そうしてるうちに学校が見えてきた。



森の中にひっそりとそびえたつ洋風の建物の静ノ森学園はすげえ大きい。



今日からここに通うのか…。



蘭は初めて見る学校に興奮している。



「新入生の方はこちらからお入りくださーい」



その言葉に言われるがまま、講堂に入る俺たち。



言われるがまま、その場で席に着く。



入学式はほどなくして始まった。



「静ノ森学園へようこそ。皆さんは、これから人間界と妖の世界を結ぶ懸け橋になります。この学園で生き生きと楽しみ、大いに学んでください」



学園長の長い挨拶…。



それから代表者による入学証書の受け渡し…と思ったら、その代表者は惺音だった。



惺音が学年を代表して入学証書を受け取った。



そして入学式は終わり、逸る蘭を落ち着かせながら掲示されているクラス発表を見に行った。



掲示板の前はすごい人。



俺と蘭は背が高い方なので惺音の代わりに発表を見る。



「お、惺音はAクラス」

「ほんと! …まあそりゃそうだよね」



余裕ぶって…。



Aクラスのクラス名簿をもう一度見る。



俺もAクラスだった。



だけど、どれだけ探しても蘭の名前はない…。



蘭の名前は…隣の紙、Bクラスにあった。