二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「君たちは恋人?」



あたしは2人に聞く。



「そう! 俺がこの子を守るの!」

「あたしも守るもん!」



言い合ってる2人にあたしは思わず笑ってしまう。



蘭と莉子にそっくりだ。



そのまま2人の頭に手を乗せた。



「末永く幸せにね」

「お姉さん、ありがとう」



2人に笑いかけて煌とその場を離れた。



「煌…」

「うん」

「2人は…転生してからも出会えたね。蘭の言う通り、生まれ変わってもまた出会えた」



あたしの涙はこぼれていた。



煌はあたしを引き寄せる。



あたしと煌はこの長い一生を生きていく。



そこには出会いもあって、別れもあって。



煌がいるからあたしは幸せ。



どんなことも煌と乗り越えて、幸せも悲しみも分かち合う。



別れていった人たちの未来も見守るのがあたしたちの役目だと思うから。



それを煌と果たしていくよ。



「煌、今日はお赤飯炊いてもらおっか!」

「またシェフに急なことをって嫌な顔されるぞ…」

「あたしが今日そうしたいからいいの!」



あたしはこの通り偉そうな狐。



「ったく…本当にお姫様だな」

「悪い!?」



悪態だってついちゃうし。



「でも…そこがかわいい」

「へっ!? か、かわいくないっ」



素直にもなれない。



それでも変わらず愛してくれる煌。



あたしも世界で一番煌のことを愛してるよ。



な、なんて…たまにしか言わないけどねっ!



-end-