二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

でも大丈夫。



子供たちが命を繋ぐから。



「死ぬで思い出した!」



莉子が急に言った。



「何で思い出してんの…」



惺音ちゃんは呆れた顔。



「へへ…」


「なに?」
「あのね、蘭くんがくれたあのお雛様…。あれを、あたしたちが死んでも、惺音ちゃんたちがあたしたちの子孫に継承していってほしいの。遼太郎は興味ないみたいだしさ」



それを言うと、惺音ちゃんが優しい、でも切なそうな、なんとも言えない顔になった。



「任せて」



莉子はにっこり笑った。



惺音ちゃんや蘭くんが俺たちの繋ぐ命を見守ってくれるなら安心だ。



「俺たちがしわしわになっていく様、ちゃーんと見ててよ?」

「当たり前じゃん…」

「それにね! 俺は来世にも期待してるから!」



そう言って莉子の顔を見た。



「来世?」



莉子が不思議そうな顔をする。



「そうだよ。生まれ変わったらまたみんなと出会って、また莉子と恋をするの」



その言葉に惺音ちゃんも煌くんも穏やかな表情を浮かべた。



「じゃあ死んで閻魔に会ったら、俺たちにも分かるように同じ顔で生まれてくるよう頼んでおけよ?」

「了解。任せてよ」



俺は煌くんと約束した。



うん、これで来世も楽しみになったよ。