二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

蘭たちと思い切り遊んだ翠は夕方になって眠りこける。



「じゃあ俺たちもそろそろ帰るね」



翠の寝顔を微笑ましく見た2人は立ち上がった。



「やっぱこの家は実家みたいなものだから…居心地がいいね」



蘭が言った。



「蘭たちが良ければ…いつでも帰ってきてもいいんだよ?」



惺音の言葉に、蘭と莉子ちゃんは嬉しそうに笑った。



「考えてみる」



それから2人は帰って行った。



惺音は翠を抱き上げて布団に寝かす。



その寝顔を愛おしそうに見る惺音。



俺はそんな惺音を後ろから抱きしめた。



「な、なに…」



途端にドギマギし出す惺音は相変わらずかわいい。



「翠もかわいいけど、たまには俺にも構え」



そう言うとゆーっくりと体をこちらに向けた。



翠は毎日かわいいけど俺も寂しいんだよ…。



「俺のこと、まだ好き?」

「す、好き…なんじゃない?」

「もっとはっきり言えよ」



じーっと惺音の顔を見ると目が泳ぐ。



赤い顔がいまだにピュアですげえかわいい。



惺音のおでこに一瞬キスを落とす。



「言って」



すると、惺音は目をぎゅっとつぶって、返事の代わりに俺の唇に一瞬チュッとキスをした。



「…!」

「じゃあね!」



俺の腕からすり抜けて逃げる惺音。



「おい、待てよ」



そんな惺音を追いかける。



部屋から出てった惺音は姿が見えない。



どこだ…?