二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

そして…沙汰の日がやってきた。



あたしは再び衛府に赴く。



このまま煌と会えないなんてそんなの死んでしまうくらいに耐えられない。



あたしは死ぬ覚悟で沙汰に臨んだ。



いつもの大広間に通されると、すでに集まる神々。



あたしたちを見て立っていた神々も席に着いた。



「沙汰を下す」



書状を持った神がそれを読み上げる。



「神使は、追放――」



そう言ったとき、広間に女神が入ってきた…。



お母さん…。



「待ちなさい」



突然のお母さんの登場にその場にいた神々はざわめく。



断然に位の違うお母さんに、その場にいた神々は一斉にひれ伏した。



「仔細は聞いております。娘のことでご迷惑おかけしております」



その言葉にもかしこまる神々。



「どういう沙汰にするおつもりですか」

「神使の追放をと考えておりました」

「神使?」



お母さんは眉をピクリと動かした。



「この者は神使ではないと思いますが」

「しかし、神使契約と同等の従者の契りを交わしております…」

「私のときとは違う。私は確かに禁忌と知りながらそれを犯しました。罰を受けるのは当然です。でもこの子たちはそうではないでしょう。神でもなければ神使でもない。それを禁忌と言うにはおかしな話ではないですか」

「しかし…」



食い下がる神をお母さんは睨みつけた。



「それでは、先に私の19年前の罪を罰しなさい。あの男にだけ罰を受けさせるなんておかしな話。私の神籍を降下させます」



その言葉に一層とざわざわする室内。



あたしと煌もポカンとしてる。