二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

それから蘭と莉子にさっそく報告したら屋敷まで来てくれた。



「惺音ちゃん! 煌くん! おめでとう!」



ニコニコの2人。



みんなお祝いしてくれるんだな。



そう思うとやっぱり嬉しい。



「じゃーん! 惺音ちゃんのためにいろいろ買った!」



そう言って蘭が荷物をごそごそと漁った。



次から次へと出てくる色んなもの。



「妊婦さんは冷えが大敵って聞いたから~、レッグウォーマーでしょ、腹巻でしょ、ホットアイマスクでしょ、あとノンカフェインの紅茶!」

「あんまりあげると負担になるよって言ったんだけどね…」



莉子が苦笑してる。



でもあたしはその気持ちが嬉しい。



「ありがと、蘭」



蘭はニコニコ笑ってピースした。



蘭たちはそのままごはんを食べて帰って行って。



「今日から一緒に寝るか~」

「は、はあ?」

「いいだろ、夫婦だ夫婦」



『夫婦』…。



結婚というシステムのない妖の世界で、その言葉はなんだかすごく照れてしまう。



「か、勝手にすれば?」



かわいげのないあたしにも煌は笑顔。



一緒に歯を磨いて一緒の布団にもぐって。



恥ずかしいから煌に背を向けると、後ろから抱きしめられる。



お腹に手を当てて…。



「どっちに似るかな」

「さ、さあね…」

「惺音に似てたらいいな。絶対超かわいい」

「男の子と女の子…どっちがいい?」

「元気ならどっちでも」



無条件で子供を愛してくれる煌が嬉しい。



言えないけど…大好きな煌との子供はまさに愛の結晶で。



早く生まれてきてほしいな。



お母さんもお父さんも楽しみに待ってるよ。



今までで一番幸せな気持ちかも。