二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

~煌~

人間になった蘭。



『これからは自分の人生を歩く』



そう言って莉子ちゃんと一緒に屋敷を出て行った。



従業員を除けば惺音と2人きりの屋敷…。



惺音はずっと寂しそうだ…。



まあ俺もそうだけど…。



「惺音」



そっと惺音を呼ぶ。



その日の夕食を食べ終わって、居間には俺と惺音の2人きり。



以前はここで4人で団らんしてたな。



ソファに横並びになって、俺は惺音の頭を片腕で撫でる。



「寂しいね…」

「そうだな」

「屋敷がなんか静か…」

「まあ俺は惺音と2人きりなのも嬉しいけど? 惺音は違うの?」



そう言って意地悪そうに惺音を見た。



俺の言葉に惺音は急に恥ずかしそう。



プイと横を向いた。



俺はケラケラと笑う。



「あっ…そ、そうだ、和音からもらったお酒でも飲む!?」



惺音がそう言って立ち上がった。



「後悔することになるからよしとけよ…」

「今日は大丈夫な気がするっ」



じゃあ俺もついてこ。



惺音を後ろから抱きしめて歩いた。



「あ、歩きにくいでしょっ」



惺音が恥ずかしそうにしながら怒ってくる。



俺は無視。



「さー行くぞ~」



そう言って抱きしめながら歩き、酒を保存してる厨房まで。