二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「莉子はどうするの?」

「莉子は大学行くって」

「蘭も大学行ってみたら?」

「興味はあるけどそんなお金ないし…」

「あたし、蘭には蓮麻に支度金を出してもらうつもり。今までの報酬として」

「ほんと!?」



蘭の顔が輝いた。



あたしは笑ってうなずく。



蘭の将来を最大限後押ししたいよ。



それから蘭の受験勉強が始まった。



一流の家庭教師を呼んで、莉子と一緒に勉強してる。



あたしはそんな2人の様子を影から見守っていた。



「惺音」

「ひゃっ」



2人のことを見てたら煌に後ろから抱きしめられた…。



「たまには俺にも構えよ」

「構えって…」

「蘭のことばっかり」



拗ねてる…。



蘭のことばっかり構ってるように見えてた?



そんなことないのに…。



こんなに煌のこと好きなのにな…。



なんて言えないけど…。



煌にぐっと顔を近づけられた。



こんな距離じゃ顔の熱さが伝わるじゃん…。



あたしは目をきょろきょろとさせる。



「キス、して?」



そう言われてもあたしは動けない。



「や、やだ…」



そう言ったら煌が顔を離した。



「そ、じゃあいい」



えっ…。



煌があたしから離れていく。



うそ!



いつもなら勝手にキスしてくるじゃん…。



さ、寂しい…。