二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「それで、惺音は…大丈夫なのか?」

「恐らく一度暴れたことによって力は収まったはず。目が覚めれば力は体に順応して落ち着くと思うがの…。いつ目覚めるかは分からん…」

「そうか…」



俺は惺音の顔のそばに寄り、頬を片手でそっと撫でた。



今は、惺音が目覚めるのを待つしかないか…。



『何かあったらすぐに呼んでくれ』という医者を、屋敷から丁重に送り出した。



惺音の部屋に戻ろうとした途中、食堂の惨状を改めて目の当たりにする俺。



ところどころ燃えてるし、亀裂は走ってるし、ボロボロだな…。



ドアも、鍵をかけてたからそれを蘭が蹴破ったのか半壊だ。



妖力で修繕したいけど今の体力じゃ無理。



俺が治ったら蘭と2人で直そう。



とりあえず今は惺音の元に…。



俺はとにかく惺音の横で惺音の寝顔を見続けた。



何日も眠ったままの惺音…。



俺の体の傷もなかなか癒えない。



惺音はやっぱり相当強いことを改めて実感。



惺音の寝顔を見ながら髪を撫でる。



キスしたら起きたりしねえかな…。



眠り姫でもあるまいし、んなわけねえか…。



俺は自分の考えに苦笑しつつ、惺音の唇にそっと唇を重ねた。



そのとき…。



惺音の目がゆっくりと開いた…。