二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

~煌~

その日も俺たちは龍王の連れて来た妖を見つけて捕縛し衛府へ引き渡しに行ってきた。



妖丹をもらうのもこれで…10個目?



なかなかの数。



そして今日は惺音の誕生日。



帰ったら惺音の誕生パーティーだ。



家路に着く俺たち。



「惺音ちゃん、誕生日まで働いて働き者だね」

「本当にね~、でも記念すべき10回目の働きが奇しくも誕生日プレゼントになったわ」



そう言いながら妖丹の入った瓶を見る。



赤い玉が輝いている。



屋敷では惺音の誕生パーティーの用意がされていた。



「惺音ちゃん、お誕生日おめでとーう!」



屋敷で待っていた莉子ちゃんが、俺たちの帰宅と共にクラッカーを鳴らした。



「ありがと!」

「早く入ってー!」



莉子ちゃんに促されるまま、食堂に行く。



そこに並ぶのは豪華な食事。



「あたしも作るの手伝ったんだよ!」

「すごーい! ありがと!」



テーブルの上に火のついてないろうそくの乗った燭台がいくつか置かれていて、俺はそれに手をかざしてババッと火を灯した。



「おおー」



パチパチと拍手する莉子ちゃん。



蘭が不満げにこっちを見た。



「かっこつけちゃって…」

「あ!?」



惺音と莉子ちゃんが困ったように笑ってる。