二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「莉子?」



莉子の部屋をノックした。



「蘭くん!」



莉子が笑顔で出てくる。



俺は莉子のことをぎゅっと抱きしめた。



「蘭くん…?」



莉子が不思議そうな声を出す。



「中入っていい?」

「いいよ?」



莉子の手を握って部屋の中に入り、ベッドに腰かけた。



また莉子のことを抱きしめる。



「蘭くんやっぱ変…」

「莉子ぉ…」



俺の弱気な声に、莉子が後頭部をそっと撫でてくれる。



しばらくそうされていた。



ちょっと気持ちが落ち着いて。



体を離す。



「莉子って…俺とどうなりたい?」

「えっ?」

「結婚したい?」

「け、結婚!?」

「例えばの話…」



莉子の目がきょろきょろと動く。



莉子の頭を丁寧に撫でた。



「そりゃあ…そういうことを考えないでもない…よ? でも蘭くんは…」



莉子はそう言って俺の目を見た。



言い淀んでる…。



俺は代わりに続けた。



「妖…だもんね…」



莉子はゆっくりうなずいた。