二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

そのまましばらくそうしていた。



ちょっとして煌が眠ったのが分かって。



あたしの膝の上で…煌が寝てる。



愛おしいってこういう感情…。



好きな人の寝顔って見飽きないんだなあ…。



そこから続々と人が宿に到着した気配がして。



「惺音ちゃーん、煌くん知らない? …ってうわあ!」



蘭が部屋に入ってきて驚きの声を上げた。



あたしは慌てて煌を膝から突き落とす。



「いてえな!」

「い、いつまでも寝てるからでしょ!」

「ったく、気持ちよく寝てたのに…」



蘭がじとっとした目を向けてくる。



「俺が莉子と会えない間にイチャイチャして…スケベ狐…」

「あ!?」

「べー!」



また喧嘩してるよ…。



「惺音ちゃん、みんな着いたから集合してって先生が」

「わ、わかった…」



とりあえず先生のところに集合した。



「じゃあ今から今日の夕食調達に行きます」



ざわつくあたしたち。



夕食調達…?



宿で出してくれるんじゃないの…?



「こちらの世界にも様々な食材があります。班ごとに分けて、必要な食材を入手してきてください」



え~…。



修学旅行ってこんな感じ?



去年の林間学校以来のサバイバル…。



あたしと煌と蘭、それに龍ヶ峰くんと音琶の班で食材を入手することになった。