二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

~青蘭~

煌くんが部屋から出て惺音ちゃんを連れだしたころを見計らって俺は莉子の部屋に行った。



コンコン、とノックして「莉子~あそぼー」と声をかける。



すぐに部屋から莉子が出て来た。



「蘭くん!」

「入っていい?」

「いいよ! おいで!」



俺はにこっと笑って部屋にお邪魔した。



と同時に莉子にがばっと抱き着く。



「わっ…びっくりした」

「2人きりになりたくて煌くんと作戦会議したの」

「そうなの? へへ…嬉しいな…」



そう言って照れたように笑う莉子はとてもかわいい。



「莉子、さっきから思ってたんだけど浴衣めっちゃかわいいね」

「あ、ありがとう…」

「莉子のそういう姿、新鮮。同じ家に住んでてもやっぱ新しい姿っていうのはあるものだね」



照れてる莉子のおでこに軽くキスした。



莉子ははにかんだ。



それから窓際にある椅子とテーブルが置かれたスペースに座ると、ちょうど惺音ちゃんと煌くんが浜辺に腰かけてるところが見えて。



「惺音ちゃんと煌くんだ。何やってんのかな、チューしたりして」

「あたしさっき、煌くんに耳打ちしたんだー。惺音ちゃんが煌くんのどこを好きかって」



莉子が2人を見ながら楽しそうに言った。



「どうなったかな?」



そう言って笑いながら俺を見る。



でも俺はそれを聞いてちょっと不満…。



煌くんに耳打ち~?



何それ、そんな至近距離になったってこと…?