二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「野狐を退治して妖丹をもらったか」

「そんなことより、約束を果たしてもらいます」

「ああ、地獄に落とさないという件だな。それならもう済んだ」

「済んだ?」



あたしは怪訝な顔で閻魔を見る。



「お前たちが成し遂げたことは俺の千里眼にもすぐ分かる。それで即座に極楽送りに変えてやった」



あたしは顔を輝かせた。



「さすが閻魔大王様!」

「心の中で閻魔と呼び捨てにしてるくせに現金なもんだな」

「いやいや、心の底からの気持ちですよ」



これであたしの役目は無事果たすことができた。



もう思い残すことはないよ!



「帰ろっか」



あたしの言葉に2人もうなずいた。



2人の顔にも笑顔が見られる。



あたしたちは閻魔の政庁をあとにして、人間界に帰った。