二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

ご飯を食べ終わって莉子と部屋でくつろいで。



そこに「惺音?」と煌の声が部屋の外から聞こえた。



あたしはそっと部屋の外に出る。



「どうしたの」

「ちょっと外散歩しねえ?」

「えっ…でも莉子が…」



ちらっと部屋の中を見る。



「どうしたのー?」



莉子が聞く。



「ちょっとだけ…外出てきてもいい?」

「もちろんだよ! いってらっしゃーい」



莉子が手を振ってくれる。



そして、「あ」と何か思いついた顔をして立ち上がった。



煌のところまで来て、煌に何か耳打ちしてる。



煌はきょとんとしてから大笑いした。



「ふーん?」



と言ってにやにやとあたしの顔を見た。



な、なに言われたんだろう…。



「な、なに…?」

「別に」



そう言って煌がにこっと笑った。



それからそっとあたしの手を取った。



ドキッと跳ねる心臓。



いつまで経っても慣れないの…。



だけど、いつもだったら恥ずかしくて絶対何か言ってたけど、大人しくしてみることにした…。



煌は意外そうにあたしを見た。



「大人しいな」

「別に普段と一緒だけど!?」



って、またこうやって…。



はあ…。



かわいげないなあ…。



でも煌は楽しそうに笑ってる。



やっぱ好き…。