二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「最低!」

「お前が先にやったからだ」

「も~…」



それでも惺音は楽しそうだ。



蘭と莉子ちゃんも楽しそうに笑ってて。



「莉子、面白いもの見せてあげる」



蘭がそう言ってきょろきょろ周りを見渡して、海に指先をちょん、と触れた。



瞬間、海が3mほど割れて地表が見える。



「うわあ…!」



莉子ちゃんの顔が輝いた。



蘭が莉子ちゃんの手を取って割れた海の中に入っていく。



「ってやばい、人きたっ!」



蘭がそう言って2人で走って海から逃げて来た。



そして海の状態を元に戻す。



「あははっ! 面白かったー!」



蘭と莉子ちゃんは大声で笑ってる。



蘭が莉子ちゃんのことを微笑ましそうに見ていて。



ちゃんと2人が幸せなんだって分かって俺も嬉しかった。



それから場所を移動して食べ歩きなんかをして。



「絶対これ食べたい!」



という惺音のわがままで30分待ちの列に並ぶ。



「お前ら先どっか行ってていいぞ…」

「分かった。莉子、行こ」



蘭と莉子ちゃんが手をつないで別の店に行った。



惺音は楽しそうにメニュー表を見ている。



俺はそんな惺音の手をそっと取った。



「ちょ、ちょっと…。メニュー見れないじゃん…」

「知らね。今触りたくなった」

「…」



かわいい奴だ。