二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

~煌~

夏休みに入り、今年もお盆明けの幽霊退治を任された俺たち。



捕らえた幽霊を引き渡した帰り、蘭が俺たちにくるっと向き直った。



「夏休み中に4人で旅行行かない?」

「旅行?」

「うん、莉子と話してたんだー。みんなで旅行行きたいねって。家族旅行!」

「それは…行きたいかも!」



というわけで俺たちはお盆開けすぐに旅行へ旅立った。



行先は有名な避暑地。



「海~!」



惺音と蘭と莉子ちゃんが海を見て大はしゃぎしてる。



浜辺に出て、海に向かって走って行こうとする惺音。



流木に足を引っかけたのでとっさに手を引いた。



「セーフ」

「あ、ありがと…」

「気をつけろよ」



うなずいて、また海に駆けて行った。



俺もゆっくり歩いて海に近づく。



3人は楽しそうに波打ち際で波から逃げる遊びをしてる。



「煌も来なよ!」

「俺濡れるのヤダ」



そう言ったら不満そうに俺に足で波を蹴ってきた。



服が濡れる俺。



「おい…」

「きゃはは!」



惺音が楽しそうに笑ってる。



「やったな、おい」

「えっ? キャー!」



惺音を抱えて海の中に入って行った。



惺音が俺にしがみつく。



「降ろして!」

「今ここで降ろしていいのか?」

「へっ? あ、だ、だめっ」

「くくっ…」



しばらく惺音を振り回してから浜辺に戻った。